大雑把なリズムの練習法

リズムに関しては、CDと合わせてひたすら反復練習するのが良いと思います。


その理由は、CDに合わせて、つまり他の楽器に合わせて弾く感覚を身につけることが、リズムに関しては最大のポイントとなるだろうからです。(この感覚が「グルーブ」なのだろうと思います。)
その中でも特に独自のリズムが要求される2「ルーズなリズム」の方は、いきなりメトロノームに合わせるよりもCDに合わせて弾くと良いと思います。
逆に1「タイトなリズム」は、タイトさを限界まで追求するのであればメトロノームを使い、ある程度グルーブ感も鍛えるのであればCDを使う、といった感じで使い分けると良いのはないでしょうか。(とはいえ、ライブ盤などを除き、ほとんどのCDは十分タイトなのでCDで事足りるとは思いますが)


この点については、プロギタリストの布川俊樹氏も、自身のHPでこう語っています。

僕は最初の段階ではさほどメトロノーム練習は必要ないのではないかと思います。メトロノームはメジャースケール練習とかそういうときだけに使えばよいのではないでしょうか。それでジャズの4ビートに関しては、基本的にCDとかに合わせて弾 くことを奨めます。その方が何と言っても「まわりを注意深く聴く」というジャズにとって最も重要な要因の練習に役立つからです。まわりのタイム(そしてCDのジャズ演奏の場合、それは揺らいでいます)にフレキシブルに対応する能力、それこそがジャズの演奏にとって(もちろん他のジャンルの音楽にとっても)最も重要なのです。(http://www012.upp.so-net.ne.jp/n-valis/