2008-01-01から1年間の記事一覧

壁があるから面白い音楽という存在

お久しぶりです。転居に伴いネット環境がしばらくありませんでしたが、ようやく開通したのでまたちょくちょく書きたいと思います。(仕事が始まったので頻度は落ちると思いますが…)。今回は今までのような方法論と趣向を変え、音楽と壁について考えたいと思…

「ギターがうまくなる条件」を満たす方法

今回は視点を変えて、ギター上達の鍵となるものは何かを考えてみます。 僕が考える、ギターがうまくなる条件は以下の二点。 A.練習のモチベーションを高める。 「こうなりたい!」という理想のアーティスト/演奏したい曲がいたり、ライバルの存在や発表の…

アドリブと言語の共通点

今回はちょっと休憩。ギターのアドリブって言語のスピーキングに似ているんじゃないかなぁという話です。外国語の勉強や日常の会話を思い出しながら列挙してみます。 【言語(スピーキング)】:【ギターのアドリブ】 (目的)思ったことを話す:思った音楽…

(アドリブ)3.アウトプット

アウトプット練習の目的は「フレーズの使い道を覚える」こと。具体的には「覚えたフレーズを曲の中で自然に使える」ようになることです。 ただし、どのフレーズをどこで使うか(何を以て「自然」とするか)は先述の「流派(コードの形派、コードの機能派)」…

(アドリブ)2.インプット

次に、見つけた材料をどう曲の中で使えるようにするかを考えます。まずはインプット練習。この練習の目的は「フレーズを覚える」こと。具体的には、「フレーズをコピーして無意識のうちに弾ける状態にする」ことです。これは個人的には外国語の単語を覚える…

(アドリブ)1.材料収集 

まずアドリブフレーズの材料をどこから入手するかについて考えます。大雑把に音源・譜面・感性の3つの方法があると思います。順に説明していきます。 1.CDなど音源から CDを聴いていいと思ったフレーズを耳コピする方法です。これが一番王道でフレー…

アドリブネタの増やし方(概要)

前エントリでアドリブの練習は 「短いフレーズ」を 「いつ使えるか覚える」 ことが大切、と書きました。「いつ使えるか」はコードの形派とコードの機能派がありました。今回はこれを具体的にどう練習に取り入れてアドリブネタを増やすと良いかについて考えて…

アドリブ練習法比較

さて、ここからはアドリブの練習法を考えてみます。前エントリでいうなら、どう無意識に意識を叩き込むかがここでの課題です。世の中には多数の先人がおり、ジャズギターも例外ではありません。しかし、先人たちの方法は微妙に異なっていて、どの方法が自分…

「無意識に叩き込む」という意識的な練習

ギターの練習は、とにかくメロディーやリズム、ハーモニーを「無意識」の領域に訴えかける練習だと思います。潜在意識とか慣れとも言います。 これはリズムのエントリで述べた「自転車理論」と同じです。意識せずともできる(自転車に乗れる=ギターが弾ける…

リズムの大雑把な分類

1)タイトな(カッチリした)リズム このリズムは、基本的にメトロノームにハマるようなリズムです。たとえば、 ・8beat…Rock,PoP等。8分の表にアクセント。ロックは特に1,3泊目にアクセント。 ・16beat…Rock,テクノ等。16の表にアクセント。テクノは…

大雑把なリズムの練習法

リズムに関しては、CDと合わせてひたすら反復練習するのが良いと思います。 その理由は、CDに合わせて、つまり他の楽器に合わせて弾く感覚を身につけることが、リズムに関しては最大のポイントとなるだろうからです。(この感覚が「グルーブ」なのだろうと思…

反復練習すると本当にリズム感が養われるのか?

この問題に関しては経験則的にはYESだと感じています。 自転車の練習と同じで、何回も乗ろう乗ろうと練習するとある時乗れるようになっているのと同じです。(もちろん左脳的な音符の理解も大切なのですが…)。 この反復練習によって技能を得ることが可能な…

コピーの壁とその対処法1

今回はコピーのデキ(質)と、その改善方法について考えます。コピーのデキは、以下の4段階あると思います。 1.気持ちだけコピー …メロディーを採っただけ、もしくは譜面を買っただけで安心する。または全然弾けてないのが明らか。2.なんちゃってコピー…

予定

このブログの目的は、皆さんとの情報の共有とまとめです。 まだまだ実力はありませんが、現在持てる限りの考えをまとめてブログと主に成長したいと思います。以下のようなトピックを扱っていきたいと思います。◆ジャズギター練習記 (計画)・ 目標と時間管…

プロレベルになるために必要な年数

練習の質などによってもかなり差があると思いますが、大雑把に推定してみたいと思います。まず初心者がプロになるためにどの程度練習したかという例として ・・・西部に住んでいた頃、隣人が母に出て行ってくれと迫ったことがある。私の吹くサックスの音で気…

演奏の質を高めるためにすること

演奏の質は目に見えにくいので、録音をするなどして自分の演奏を客観的にフィードバックすることが大切です。脳は、目に見えるわかりやすい報酬(どれだけたくさんのフレーズをコピーしたか、どれだけ難しく速いフレーズを弾けるか、どれだけ多くのスケール…

コピーの壁とその対処法3

◆3(カッチリコピー)→4(完全コピー)の壁 この3と4の違いは、「雰囲気が出せているか」なので、 練習すべきは「アーティキュレーション」部分です。ある程度きちんとフレーズも弾けて、リズムもしっかりしてくるとここまで気を配る余裕が出てくると思…

コピーの壁とその対処法2

次に ◆2(なんちゃってコピー)→3(カッチリコピー)の壁 意外とこの2→3の壁が意外と越えられていないフレーズはあるのではないでしょうか?弾いているときに「自分は弾けている」と思っていても、客観的に聞くと思った以上に弾けていないものです。2(…

リズム練習はなぜ重要か?

今回は音楽の三要素である、メロディー・ハーモニー・リズムの中で、「リズム」がなぜ重要だと言われているか考えたいと思います。まずリズム練習の意義は、グルーブを生み出すリズム感を良くするためです。ここで重要なのは「リズムは演奏者が感じている以…