コピーの壁とその対処法2

次に
◆2(なんちゃってコピー)→3(カッチリコピー)の壁
意外とこの2→3の壁が意外と越えられていないフレーズはあるのではないでしょうか?弾いているときに「自分は弾けている」と思っていても、客観的に聞くと思った以上に弾けていないものです。

2(なんちゃってコピー)と3(カッチリコピー)の違いは、

・ メロディーが正確に弾けているか(省略したり適当に弾いていないか)
・ リズムにきちんと合っているか

の2点です。そこで、解決策としては

・ 弾けていない部分の反復練習
まずはゆっくりのテンポから。とにかく正確に。徐々にテンポを上げて演奏します。最初は嫌になります。が、毎日続けていると脳が慣れるのか、筋肉が発達するのか、徐々に弾けるようになってきます。


・ メトロノームやCDに合わせて練習する
上記と若干ダブりますが、足で1,2,3,4と刻むだけでも良いので、リズムに合わせて練習します。リズムは自分では弾けていると思っても、ちょっとでもずれると、聞き手に「ああミスったな…」とバレる恐ろしい部分なので(笑)しっかり練習します。


そして、ここが大切なのですが、
・ MTRDTM,ICプレイヤーなどで自分のプレイを客観的にチェックする
必ず原曲と合わせるか、もしくはクリックをならすなど、自分のプレイ(リズム)は周りと合っているかを見て、弾けているかを確認すると良いと思います。かなりメンドクサイ作業ではあるのですが、この部分なしでは、(自分に厳しく、かつストイックな方は別ですが)自分のプレイに対する判断が「まぁこんなもんだろ!」となあなあになってしまい、何のために練習したのかわからなくなってしまいます。他人に見てもらうのも良いですが、時間的な制約(毎日見てもらえるわけではない…など)があると思うので、録音が良いと思います。

この方法で客観的に「OKだな」と思うまで続けると良いと思います。


(おまけ:練習への組み込み方の例)

1.調達: コピーする曲、またはフレーズを決めて採譜するか譜面を用意する。
2.暗記: 曲を何回も聴く、あるいはギターを弾くなどしてメロディーを覚え、ある程度通して弾けるようにする。
3.録音: MTRなどに録音する。ここは練習する必要あり、という部分をチェックする。
4.練習: チェックした個所をメトロノームに合わせて毎日30分程度練習する。
(以降3→4の繰り返し)

これで適当に弾いてきたフレーズがカッチリ締まって聞こえるようになると思います。